日々の仕訳と決算書のつながりを意識しよう!
私は20年前に簿記3級の勉強をして、
税理士試験では簿記論を勉強しました。
その後、税理士事務所で勤務し、
日々、仕訳を作っては会計ソフトに入力しました。
そして今も、もちろん複式簿記とともに(笑)仕事をしています。
日常にありすぎて、そして、当たり前のことなので
あらためて考えていなかったのですが
複式簿記って本当に凄いと
今更感動しています。
たとえば会社で
「1000円分のコピー用紙を現金で購入した」場合
経理の方は
事務用品費 1000/現金1000
という仕訳をつくります。
その1つ1つの仕訳が集計されて
貸借対照表や損益計算書という決算書が作成されます。
複式簿記を使い日々の取引を仕訳で表すことにより
会社の財産状況や、正確な利益まで計算することができるんです。
会社の財産の表している貸借対照表は「資産」「負債」「資本」
会社の利益を計算する損益計算書は「収益」「費用」という項目からなっているのですが
全て複式簿記による仕訳で完成します。
しかも、複式簿記はとてもシンプルな仕組みで、誰でも勉強できます。
(ここも素晴らしいと思うポイントですね)
この決算書は経営者にとっては最も重要な書類の一つで
会社のこれからの事業内容の進め方を判断するのに使います。
また、銀行から借入をする際にも、重要です。
この重要な決算書が、複式簿記により作成されていることを
経営者の方には是非知っていてほしいと思います。
それは、複式簿記で決算書が作られていることを知ることで
会社の事業活動が従業員一人一人の
小さな、大きな取引から成り立っているということ を
決算書を読むときに、感じることができるのではないかと思うからです。
また、日々、いろんな取引の仕訳を作成している
経理の方には、是非、一度会社の決算書を見てもらいたいです。
(残念ながら中小企業で決算書を開示してもらえることは、あまりないかもしれませんが)
日々の仕訳が、会社の活動を数字で表しているもので
その仕訳が、会社の重要書類である決算書を作っているんだと。
仕訳をする意味が、分かるのではないかなと思うからです。
ーまとめー
決算書と日々の取引の仕訳のつながり、
流れを意識すると、
複式簿記のシンプルな仕組みと完璧さにあらためて気づきました。
また、この決算書と仕訳のつながりを意識することは、
決算書を読む経営者の方にも、
日々仕訳を作る経理の方にも、
大切なことだなあ。
と感じたので書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました(^ ^)
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