- 書名 なんのために学ぶのか
- 著者名 池上彰
- 出版社 SB新書
- 出版年 2020年3月
- 手に取った理由 友達に勧められたから
難しい言葉は少なくて読みやすい内容なので、実際に私は中学生の長男に勧めました。
学ぶことの楽しさを知ることができるので、すべての人にお勧めしたい本です。
本の紹介
「勉強はたいていつまらないもの。でも、学んで損をするということはない」「社会に出てからでもいい。学びの楽しさを知っておけば、その後は一生学び続けることができる」「学ぶことに遅いということは絶対にない」
「学びの喜び」と「学びの意義」について、池上彰さんが記者時代から現在に至るまで実際に経験した出来事を通じて、私たちに教えてくれています。
感想
一番自分に影響を与えた本です。この本はダイレクトに自分の迷いを消してくれました!
「こんな事知ってても役に立たない」「せっかくこんな事勉強したのに、役立てられてないな。時間とお金を無駄にしたんかな。。」何かを始めようとする時、それが今、現在の自分の役に立つことでない時(時には読書でさえ)、そんな風に考える事がよくありました。
でも、そんな事ない!学ぶって本質的にみんなが求めてる事だから、何かダイレクトに役立つ知識でなくても、間接的に感動を深めてくれたり、学ぶ事はその全てが自分の人生を豊かにしてくれる!!そう思えた本です。
特に印象にのこったのは、
学ぶことは、決して人から盗まれることのない財産です という言葉。
金目のものを持っていたらすぐに奪われるスラム街で生まれ育った人の言葉です。本当にそうだな。自分が学んだこと、感じたことは自分の中に少しずつでも積み重なっていく、なくなることのない財産で、これからもたくさん学んでいきたいと、意欲が出てきます。
もうひとつ、この本の中で『読書について』ショウペンハウエル 著 という本が紹介されていて、その紹介の中に書かれていた言葉で、
自分を「他人の思想の運動場」にしてはならない。という言葉。
読書は他人に思考を辿っているだけ。読んだ後にその内容を、本当にそうだろうか?としっかりと自分の頭で考えることが重要であることが書かれていました。
テレビと同じく、わかりやすく丁寧に書かれていて、とても読みやすいです。読むと、前向きに、意欲的になることができます。
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